シンエダウチホングウシダ Lindsaea orbiculata var. commixta

シンエダウチホングウシダ 胞子葉
 西表島 6月
シンエダウチホングウシダ 栄養葉

いちおうマルバホングウシダの変種であるらしいけど、図鑑を見ると、裂片がとくに扇形であるわけでもない。
エダウチホングウシダとよく似ていて、区別点がよくわからない。羽片の分裂様式にもかなり変異があって、困る。
栄養葉が単羽状なのが一番のポイントだけど、それだけでは上手くいかないときもある。

田川基二著の原色図鑑(1959)のシンエダウチホングウシダは、羽片基部以外は単羽状の細長い葉身でマルバホングウシダにそっくり。
岩槻邦男編の「日本の野生植物シダ編」の記述によると、「胞子葉頂部の単羽状の部分は短い」となっていて、上の写真もそれに近い。
でもエダウチホングウシダとも思えるような個体もよく見るし・・・。とくに栄養葉が微妙に2回羽状のやつとか。
誰かやさしい人がこのページを見ていたら、この何もわかっていない可哀想な管理人にどこが区別点なのか教えてあげてください。

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