アオイガワラビ Diplazium kawakamii
屋久島 8月 |
茎には白いトゲ状鱗片が目立つ |
若いソーラス |
包膜が破れた古いソーラス |
日本では屋久島だけに分布する貴重なシダ植物。
葉柄などにトゲ状鱗片があるのでアオイガワラビというけれど、実際にはよ〜く注意して見ないとイガに気付かないかもしれない。
ソーラスは著しく中肋寄りで、ヌリワラビやシマシロヤマシダに似ています。
ヤクシカの食害を受けて絶滅危惧種となっている。もちまえのイガを駆使してなんとか生き延びてほしいものだ。
なお、芹沢(2007)によると、平凡社の図鑑のアオイガワラビの写真はすべて雑種(アオイガワラビ×オニヒカゲワラビ)であるそうです。