イントロダクション
こんにちは。
このページをご覧になっている皆様は、植物のことが好きであったり、自然保護に関心をお持ちの方々が大多数であると思います。
「モラルとルール」、この2つの言葉を区別することは、自然保護の場面のみならず、とても大事だと私は思います。
このページにおいて「ルール」は、政府によって制定された法律や命令を指すことにします。
それに対し「モラル」は、人びとが持つ道徳、倫理、良心ということにします。
モラルは主観的で、人それぞれによって個人差があるため、他人に自分のモラルを押しつけるとケンカになりがちです。
そこで重要なのが、日本社会の自然保護に関する客観的なルールを、私達が認識し共有することです。
ルールを守っているだけでは、その行為が道徳的に正しいとは限りません。
違法行為でなくとも、その行為が他人の(もしくは社会的)モラルに反する場合があります。
そのことを踏まえて、それぞれがまず現在のルールを良く知り、その上で自然環境を楽しみ、モラルについて考えていくことが、
日本の自然環境の維持発展のためにとっても大切ではないかと思うのです。
そこで、ここではとくに、山林に自生する「植物の採集行為」にまつわる日本国のルールを、簡単ですがまとめてみました。
植物の採集は、無邪気なちびっこから、ハイキング中の観光客、植物愛好家、学術研究者まで、様々な人が様々な目的で行っています。
しかし、その中で、きちんと法的手続きを踏んで合法な採集行為をしている人の割合は、低いと思います。
ここでは、そのような「違法行為」の多くが黙認されている現状について、あれこれと意見を言うつもりはありません。
まずは、意外に知られていないルールの部分をわかりやすくまとめることで、微力ながら日本の植物の自然保護活動の応援をしたい、
そう思って、まずは自分の備忘録的な意味合いも込めて、このようなページを作ってみました。