ソテツ Cycas revoluta
加計呂麻島実久海岸 3月 |
沖縄県国頭村 10月 |
九州南部以南に自生する常緑の裸子植物。関東地方以西ではあちこちに植えられている。
ソテツは雌雄異株で、雄株の小胞子葉からでてきた花粉が、雌株の大胞子葉についている胚珠に到達すると、
花粉管を伸ばしてそこから精子を出し、受精する。種子植物で独立した精子を作るのは、現生ではソテツとイチョウだけ。
シダ植物の特徴を残している「生きた化石」といえる植物だ。
根にはシアノバクテリア(らん藻)が共生していて、窒素分をシアノバクテリアによる同化作用で補っている。