ヤマツツジ Rhododendron kaempferi
おしべは5本 静岡県中伊豆 5月 |
ツツジの仲間は似ている種数が多いし、しかも狭い地域に分布しているものが多いため、なかなか実体をつかみにくい。
このヤマツツジは全国的に分布する最も基本的なツツジで、主な特徴は
葉は広楕円形(サツキの葉は細長い)、おしべが5本(オオヤマツツジは7本以上)、葉やガクは粘らない(コメツツジやモチツツジは粘る)。
よく造園に用いられる「オオムラサキ」と呼ばれる園芸品種は、おしべが10本で、葉はヤマツツジよりやや細長い。