イボタクサギ Clerodendron inerme
奄美大島 3月 |
西表島 船浦 6月 |
僕がイボタクサギを最初に知ったのは、南国の西表島で知り合ったオジイの家だった。
その方が持っている土地の中に、ミミモチシダという珍しいシダが生育しているいうことで、案内していただいたとき、
近ごろ乾燥化が進み、ミミモチシダに代わってこのイボタクサギが繁茂し始めているのだと説明を受けた。
その家の若いお姉さんもイボタクサギの名前を知っていて、島人の植物に対する意識の高さなのだろうかとひとりで感心してしまった。
花はクサギに似ているけれど、イボタクサギは花糸が赤紫色でとてもきれいだ。
葉だけみると、名前の通りイボタノキ(モクセイ科)の仲間に似ている。