キハダ Phellodendron amurense
伊豆半島 9月 |
コルク質の樹皮をむくと中に黄色い内樹皮がある |
実生(芽生え) 子葉に細かく鋸歯がある 伊豆半島 8月 |
北海道富良野市 8月 |
台風で落下したキハダの実 伊豆半島 9月 |
キハダは樹木観察初心者の頃には悩まされる樹木のひとつ。奇数羽状複葉が対生することがキハダの特徴だけど、
葉が手に取れる高さにあることが少ないため、樹皮だけでキハダだと察知することが重要。
キハダが分かるようになったら、樹木初心者卒業だと思います!
似ている樹木は、ウルシ科樹木(ヤマウルシなど)や、マメ科イヌエンジュなどがありますが、それらは葉が互生するのでキハダとは違います。
アオダモの仲間やミツバウツギ科ゴンズイは、キハダと同じく羽状複葉が対生しますが、キハダと違って葉に鋸歯があります。
同じミカン科のハマセンダンはキハダとよく似ている珍しい樹木ですが、キハダの葉のほうがしわっぽく、側小葉の形も違います。