アマシバ Symplocos microcaryx
奄美大島 3月 |
南西諸島の春はハイノキ科植物の花でにぎやか。その中でアマシバは小さい葉と花をもち、ハイノキ科の中では変わり者だ。
花は大きさ1cmに満たず、花序もごく短い。葉をよく噛むと甘味のような不思議な味がすることからアマシバの名前がある。
小さい葉で鋸歯という点で、ツツジ科のギーマに似ている。ギーマの葉も噛むと甘味(むしろ酸味)があるのでよけい注意だ。
クロウメモドキ科のクロイゲにも葉がやや似ているけど、海岸付近の石灰岩地に生育し、葉質が薄い。