コブガシ Machilus kobu (下のほうにも写真あります)
小笠原 父島 夜明平 3月 |
小笠原 父島 夜明平 3月 |
コブガシは小笠原固有のクスノキ科樹木で、内地のタブノキと近縁です。
「小笠原植物図譜」という図鑑は、小笠原に自生するタブノキ属樹木としてコブガシ、ムニンイヌグス、テリハコブガシの3種を挙げています。
しかし、短い期間ですが父島母島のコブガシ類をいろいろ観察したところ、どうにも自分にとってはこれらの区別が難しかったです。
毛の少ないコブガシも母島には多く、平凡社の図鑑によるとそのようなコブガシは「タブガシ」と呼ぶらしい。
タブガシはタブノキと良く似ているけれど、タブノキは葉の上側が幅広く、タブガシは葉の下側が幅広。
コブガシ(タブガシ)以外の2種はまとめてオガサワラアオグスのページに載せました。
私の判断基準は、葉裏に毛が密生し葉幅が広いものがコブガシ、葉がほとんど無毛だけど葉形はコブガシと変わらないものはタブガシ、
それ以外のタブノキ属樹木はオガサワラアオグスです。同定はかなりアヤシイです。
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「タブガシ」 母島東山 3月 |